Kokopelli ブログ
☆Nail Salon Kokopelliのジェルネイルについて⑤☆
☆ベースフィルインセミナーを4社受講し直して…☆
今回は「溶剤(アセトンやジェルリムーバー)によるオフ」についてお話します。
私が今回ベースフィルインセミナーに行ったきっかけになったジェルのオフによる爪が白くなって乾燥したり、痩せて薄くなっているように感じた事について、実際はベースフィルインセミナー4社に伺ったところ納得のいく回答は得られませんでしたので、少し独学で勉強して実験して個人的なお付き合いののあるメーカーさんに少し教えて頂いて分かった事をお話しますね
ジェルのオフですがほとんどの溶剤の主成分は「アセトン」です。
アセトンは水にも油にも溶ける溶剤です!
水(H2O)は極性分子といって共有電子対がどちらかに偏っているとき、結合に極性があると言うのですがアセトンも同じく極性分子なのです!
また、化学的にはアセトンの構造は(CH3COCH3)です。
CH3は油の性質を示します!
これを2つ持っているアセトンは油となじみやすくなります。
※化学的には基本「似たものは似たものを溶かす」という傾向にあります。
これによりアセトンは水にも油にも溶ける有機溶剤として広く知られ、ジェルの成分合成樹脂も溶かす事が出来るのです。
例えるなら「ジェル」を「べっ甲飴」、「溶剤(アセントン)」を「水」だと思ってください。
お水の中にべっ甲飴を入れると少しづつ飴が水に溶けていきますよね??
それは「べっ甲飴」の成分は砂糖と少量のお水!
これは両方ともお水に溶ける成分だからです!
それと同様ジェルもアセトンに溶ける成分と言う事です。
ただジェルには他にも色んな成分が入っていてアセトンでドロドロに溶かすには時間をかけ温度を上げる必要があります。
人の手に負担をかけずに溶かすのは難しく、メーカーさんの言う「約10分程度」がコットンでジェルに浸透させる限界の為、みなさんがみているオフの状態はジェルがふやけていると言う感じだと思っていただければわかりやすいかと思います。
そして、先ほどの「べっ甲飴」と「水」をもう一度想像してください。
べっ甲飴が溶けるのは水と触れている部分からというのは想像できますか??
つまりジェルオフも溶剤を含ませたコットンと触れている部分からふやけるのです!
このため爪と密着している部分のジェルをふやかすには何度も溶剤を染み込ませたコットンを巻き付け、少しづつふやかすかメタルプッシャーなどの道具を使ってこすり取る事になります!
しかし、どちらも爪にはよくありません。
何度も溶剤(アセトン)を巻くと爪本来や指先の皮膚からも溶剤(アセトン)により水分と油分を奪い乾燥させてしまい爪がしろくなったり爪が巻いたりしますし、メタルプッシャーなどでこすり取ると間違って爪の1層目が剥がれでしまったりして爪が薄くペラペラしてしまいます。
昨年コロナが流行りお客様にジェルオフの提案をし、オフした際に私が感じた事その物です!!!!
ベースフィルインを推奨しているメーカーで酸が成分に入っている場合、前々回の投稿にあるように爪の表面のサンディングによる凹凸の中に酸による「アンカー効果」の結果、隙間までジェルを浸透させてしっかり定着させたジェルをふやかす程度でオフするのは困難なんです!!
ただ、みなさんに勘違いしないでほしいのですがベースフィルインのジェルは爪を傷めるって言う事を私は言いたい訳ではありません!!
ジェルネイルはジェルを付けただけで爪には多くの負担があるのです。
怪我をして絆創膏を貼ってしばらくつけたままいて絆創膏を取ると皮膚がふやけていたり白くなっている事ありますよね?
あれは人の体は体温調節の為に絶えず汗をかいたりしていますが絆創膏を貼ることで通気性が悪くなり気化できず水分がたまって蒸れてくる事が原因です!
あれと同じように爪は水分の透過性が高く爪床(爪の下の皮膚)の水分を蒸発させたりしていますがジェルで上から覆うことで通常は蒸発出来るものが出来なくなり爪の中に水分が溜まったり、もしくは水分を取り入れられなくなったりして爪が乾燥したりと爪の中の水分が不安定になります!
また、ソフトジェルは水分も透過すると言うジェルももちろんあります…ただ何もつけていない爪が100水分を蒸発させられるとして、上に何かを貼り付けて穴を開けて水分を蒸発させられるようにしたとしても何かくっついいる部分がある以上水分を蒸発されされるのは80や、もしくは50に下がるでしょう!
そうなると20や50残った蒸発させるべき水分がたまるっていきます!
と言う事は、爪の水分はやはり不安定になるんです!
そうです!
ジェルをつけると言う事自体が爪に負担をかけていると言う事になります。
それを理解した上でジェルオフの方法を間違えるとより爪を傷める事になるというお話です!!
ベースフィルインをするのは爪のサンディングによる負担を少なくする為や溶剤オフによる爪の乾燥などの負担を無くす為だと思うのですが、オフしなければいけない時にネイリストの認識不足や知識不足でお客の爪を傷めてしまっては全く意味がないので、ネイリストのみなさんはご自分が使っているジェルの成分がどういった物で、オフするときはどうなるのかしっかり見極める必要があると思います。
ジェルの付きや持ちも大切ですがお客様の爪を出来るだけ負担をかけないと言う事も私はとっても、とっても大切な事だと思います。
※私は、ベースフィルインジェルのオフ希望のお客様の場合今回の内容をお話して溶剤のオフは1回!取れない爪近くのジェルは残しておくか、溶剤を使わずベースフィルインのベースだけを残した状態にしておくと言うのがお客様のお爪の為だと思いました。
また、私は今回ベースフィルインセミナー4社以外に弱酸性、酸不使用のオフ推奨のメーカーさんも2社セミナーを受けているので(笑)
めっちゃセミナー好きな人もだと思われる
全然好きじゃないのに(笑)
酸不使用のジェルメーカーさんのオフの話は次にします!
長いですよねー
みんな頑張って読んでくれてありがとうございます。
これからも頑張って読んでくれると嬉しいです!
ては、続きはまた次回にします。
(すべて私個人の感想と考えです。)
☆・*:.。.。.:*☆゚・*。.。*・☆゚・*:.。.。.:*・☆・*:.。.。.:*☆゚・*。.。*・☆
JR垂水駅、山陽垂水駅から5分
神戸市垂水区陸ノ町2-31 野沢マンション1F(路面店舗)
Nail Salon Kokopelli
ネイルサロン ココペリ
☆・*:.。.。.:*☆゚・*。.。*・☆゚・*:.。.。.:*・☆・*:.。.。.:*☆゚・*。.。*・☆
#シャイニージェル
#パワーベース
#マオジェル
#チビ爪さん
#そり爪さん
#レトロアート
#垂水ネイルサロン
#垂水プライベートネイルサロン
#垂水オススメネイルサロン
#nailsalon_schoolkokopelli
#ママネイル
#オフィスネイル
#シンプルネイル
#ニュアンスネイル
#爪を痛めないネイルサロン
#ハードジェル
#ソフトジェル
#スカルプネイル
#巻きづめ矯正出来るサロン
#スカルプ長さ出し出来るサロン
#傷んだ爪回復ケア
#jna認定講師
#アセトンオフ
#ネイリストとして大切なお話し
#お客様のためにできること
☆・*:.。.。.:*☆゚・*。.。*・☆゚・*:.。.。.:*・☆・*:.。.。.:*☆゚・*。.。*・☆
今回は「溶剤(アセトンやジェルリムーバー)によるオフ」についてお話します。
私が今回ベースフィルインセミナーに行ったきっかけになったジェルのオフによる爪が白くなって乾燥したり、痩せて薄くなっているように感じた事について、実際はベースフィルインセミナー4社に伺ったところ納得のいく回答は得られませんでしたので、少し独学で勉強して実験して個人的なお付き合いののあるメーカーさんに少し教えて頂いて分かった事をお話しますね
ジェルのオフですがほとんどの溶剤の主成分は「アセトン」です。
アセトンは水にも油にも溶ける溶剤です!
水(H2O)は極性分子といって共有電子対がどちらかに偏っているとき、結合に極性があると言うのですがアセトンも同じく極性分子なのです!
また、化学的にはアセトンの構造は(CH3COCH3)です。
CH3は油の性質を示します!
これを2つ持っているアセトンは油となじみやすくなります。
※化学的には基本「似たものは似たものを溶かす」という傾向にあります。
これによりアセトンは水にも油にも溶ける有機溶剤として広く知られ、ジェルの成分合成樹脂も溶かす事が出来るのです。
例えるなら「ジェル」を「べっ甲飴」、「溶剤(アセントン)」を「水」だと思ってください。
お水の中にべっ甲飴を入れると少しづつ飴が水に溶けていきますよね??
それは「べっ甲飴」の成分は砂糖と少量のお水!
これは両方ともお水に溶ける成分だからです!
それと同様ジェルもアセトンに溶ける成分と言う事です。
ただジェルには他にも色んな成分が入っていてアセトンでドロドロに溶かすには時間をかけ温度を上げる必要があります。
人の手に負担をかけずに溶かすのは難しく、メーカーさんの言う「約10分程度」がコットンでジェルに浸透させる限界の為、みなさんがみているオフの状態はジェルがふやけていると言う感じだと思っていただければわかりやすいかと思います。
そして、先ほどの「べっ甲飴」と「水」をもう一度想像してください。
べっ甲飴が溶けるのは水と触れている部分からというのは想像できますか??
つまりジェルオフも溶剤を含ませたコットンと触れている部分からふやけるのです!
このため爪と密着している部分のジェルをふやかすには何度も溶剤を染み込ませたコットンを巻き付け、少しづつふやかすかメタルプッシャーなどの道具を使ってこすり取る事になります!
しかし、どちらも爪にはよくありません。
何度も溶剤(アセトン)を巻くと爪本来や指先の皮膚からも溶剤(アセトン)により水分と油分を奪い乾燥させてしまい爪がしろくなったり爪が巻いたりしますし、メタルプッシャーなどでこすり取ると間違って爪の1層目が剥がれでしまったりして爪が薄くペラペラしてしまいます。
昨年コロナが流行りお客様にジェルオフの提案をし、オフした際に私が感じた事その物です!!!!
ベースフィルインを推奨しているメーカーで酸が成分に入っている場合、前々回の投稿にあるように爪の表面のサンディングによる凹凸の中に酸による「アンカー効果」の結果、隙間までジェルを浸透させてしっかり定着させたジェルをふやかす程度でオフするのは困難なんです!!
ただ、みなさんに勘違いしないでほしいのですがベースフィルインのジェルは爪を傷めるって言う事を私は言いたい訳ではありません!!
ジェルネイルはジェルを付けただけで爪には多くの負担があるのです。
怪我をして絆創膏を貼ってしばらくつけたままいて絆創膏を取ると皮膚がふやけていたり白くなっている事ありますよね?
あれは人の体は体温調節の為に絶えず汗をかいたりしていますが絆創膏を貼ることで通気性が悪くなり気化できず水分がたまって蒸れてくる事が原因です!
あれと同じように爪は水分の透過性が高く爪床(爪の下の皮膚)の水分を蒸発させたりしていますがジェルで上から覆うことで通常は蒸発出来るものが出来なくなり爪の中に水分が溜まったり、もしくは水分を取り入れられなくなったりして爪が乾燥したりと爪の中の水分が不安定になります!
また、ソフトジェルは水分も透過すると言うジェルももちろんあります…ただ何もつけていない爪が100水分を蒸発させられるとして、上に何かを貼り付けて穴を開けて水分を蒸発させられるようにしたとしても何かくっついいる部分がある以上水分を蒸発されされるのは80や、もしくは50に下がるでしょう!
そうなると20や50残った蒸発させるべき水分がたまるっていきます!
と言う事は、爪の水分はやはり不安定になるんです!
そうです!
ジェルをつけると言う事自体が爪に負担をかけていると言う事になります。
それを理解した上でジェルオフの方法を間違えるとより爪を傷める事になるというお話です!!
ベースフィルインをするのは爪のサンディングによる負担を少なくする為や溶剤オフによる爪の乾燥などの負担を無くす為だと思うのですが、オフしなければいけない時にネイリストの認識不足や知識不足でお客の爪を傷めてしまっては全く意味がないので、ネイリストのみなさんはご自分が使っているジェルの成分がどういった物で、オフするときはどうなるのかしっかり見極める必要があると思います。
ジェルの付きや持ちも大切ですがお客様の爪を出来るだけ負担をかけないと言う事も私はとっても、とっても大切な事だと思います。
※私は、ベースフィルインジェルのオフ希望のお客様の場合今回の内容をお話して溶剤のオフは1回!取れない爪近くのジェルは残しておくか、溶剤を使わずベースフィルインのベースだけを残した状態にしておくと言うのがお客様のお爪の為だと思いました。
また、私は今回ベースフィルインセミナー4社以外に弱酸性、酸不使用のオフ推奨のメーカーさんも2社セミナーを受けているので(笑)
めっちゃセミナー好きな人もだと思われる
全然好きじゃないのに(笑)
酸不使用のジェルメーカーさんのオフの話は次にします!
長いですよねー
みんな頑張って読んでくれてありがとうございます。
これからも頑張って読んでくれると嬉しいです!
ては、続きはまた次回にします。
(すべて私個人の感想と考えです。)
☆・*:.。.。.:*☆゚・*。.。*・☆゚・*:.。.。.:*・☆・*:.。.。.:*☆゚・*。.。*・☆
JR垂水駅、山陽垂水駅から5分
神戸市垂水区陸ノ町2-31 野沢マンション1F(路面店舗)
Nail Salon Kokopelli
ネイルサロン ココペリ
☆・*:.。.。.:*☆゚・*。.。*・☆゚・*:.。.。.:*・☆・*:.。.。.:*☆゚・*。.。*・☆
#シャイニージェル
#パワーベース
#マオジェル
#チビ爪さん
#そり爪さん
#レトロアート
#垂水ネイルサロン
#垂水プライベートネイルサロン
#垂水オススメネイルサロン
#nailsalon_schoolkokopelli
#ママネイル
#オフィスネイル
#シンプルネイル
#ニュアンスネイル
#爪を痛めないネイルサロン
#ハードジェル
#ソフトジェル
#スカルプネイル
#巻きづめ矯正出来るサロン
#スカルプ長さ出し出来るサロン
#傷んだ爪回復ケア
#jna認定講師
#アセトンオフ
#ネイリストとして大切なお話し
#お客様のためにできること
☆・*:.。.。.:*☆゚・*。.。*・☆゚・*:.。.。.:*・☆・*:.。.。.:*☆゚・*。.。*・☆